佐藤選手は、ひきこもりの人々をどう思いますか? 自分は体の病気でひきこもりの状態になったことがありますが、罪悪感と自己否定でいっぱいでした。今は社会復帰しているのですが、世間のひきこもりバッシングを見ていると、働いていてもパワハラやセクハラで他人を凄く苦しめている人とかもいるんだから、ひきこもりが悪いこととはあまり思えないんです。
人の心の強さは千差万別です。ひきこもりバッシングなんてものもあるんですね。私は知らなかったです。上司からのパワハラ、セクハラ、辛いですよね。運悪く、残念ながら、それによって心が折れてしまったなら、又は体を壊してしまったなら、自分を休ませるほかないでしょう。気を楽にして休みましょう。ただし一方で、誰かがひきこもっている間に、一生懸命働いている人の方が社会的に評価される世の中であってほしいとは思います。休んでいる間の罪悪感、自己否定の気持ちは当然あってしかるべきです。もしそれらの気持ちが無くなってしまったら、それこそ社会復帰するのに大変な時間を要することでしょう。