佐藤さんは長身でイケメンですが、もし低身長で超不細工だったら格闘家という表舞台に上がる職業を選びましたか? それともTBSがやたらイケメンばっかりのK-1 MAXを展開したように、自分には無理と思ってしまいますか? なんか晩年のK-1 MAXをみてるとイケメンばかりで個性がないような気がしてたもので……。

私に関して言えば、K−1に出ている頃は特にイケメンキャラではありませんでした。どちらかというと、「劣等感丸出しの嫉妬深いひねくれキャラ」だったかと思います。そもそもMAXに出ていた連中は、70kgまで体を絞っているので、その体つきだけで見た目の大きなアドバンテージがありますよね。それが“イケメンばかり”と思われた大きな理由なのではないでしょうか。さて、もし私が低身長で超不細工だったら表舞台に上がる職業を選んだか否か……ですか。そうですね、性格が今と同じなら表舞台に上がりたいと思ったことでしょう。見た目より性格次第だと思います。強いて見た目について言うとすれば、イケメンか否かよりも愛嬌があるかどうか、がポイントかと思います。人生を過ごしていく上で、超不細工の顔だとしても、どこか愛嬌のある顔に仕上げていきたいですね。「40歳過ぎたら自分の顔には責任を持て」とエイブラハム・リンカーンも言っていますから、やはりまずは心持ち次第。結果的に心身ともに愛嬌のある男でいたいものです。