70kg級ではムエタイの層はそれほど厚くはありません。だからブアカーオのような選手が「うようよ」といるわけではないですね。このクラスならブアカーオが実力、知名度ともにムエタイではトップでしょう。ただし、ムエタイのライト級(約61kg)以下の層は「狂っている」という表現しか思いつかないほど層が厚く、つねに戦国時代が続いているがごとく実力者がひしめいています。思うに、K-1MAXにおいてムエタイからの刺客が1枠だったのはちょうど良かったのではないでしょうか? 例えば60kg級で16人トーナメントをやる場合、実力だけを重視するなら、私の感覚では8人はムエタイ選手を入れなくてはいけない気がします。これではもうK-1ではなく、ほぼムエタイの大会になってしまうので趣旨が変わってきてしまいますよね。K-1の人気が爆発したのは、競技としての“バランス”も重要な要素だったと私は思います。