【小説】
愛に渇いたある女が、心の砂漠をさまよっていた。

「誰もアタイの気持ちをわかってくれない」

そのときカウボーイ風の男がやって来た。

「じゃあ君は、オレの気持ちをすべてわかっているのかい?」

他人の気持ちなんて本当のところは誰にもわからないさ、と男は通り過ぎた。

#辞書の旅