佐藤さんはK-1時代に、魔娑斗さんが太陽なら自分は月、という発言をしていました。あれは本心ですか? 一般人からしたら魔娑斗さんの試合はパワフルで、キャラも立っていて受けると思うのですが、佐藤さんの試合は濃い~な、と。老獪な試合運びやピンポイントで出る膝蹴り、真顔でけり続けるローキック、佐藤さんの試合こそ私は大好きですよ。因みに2006年のザンビディス戦が一番好きです。

その時代、その時代によって受け入れられるスター像というものは違います。K-1MAXは魔裟斗さんが一番のスーパースターでした。それに続くスーパースターが出てこなかったのは残念でした。大事なところで負けてしまった私自身にも当然責任はあります。そのせいもあってか「魔裟斗=太陽」という図式は最後まで変わらないまま、他の強豪選手は太陽の周りを回っている惑星に過ぎず、K-1MAXのブームは終わってしまいました。 ザンビディス戦、1ラウンド終了間際に食らったパンチで、そのあとの記憶がほとんどありません。凄いパンチでした。覚えていてくれてありがとうございます。