大学時代、学生のトラブルを管轄する指導部長というポストがありました。そのポストには、とある教授がついていましたが、ある日突然退職し大学を去りました。部下の女性にセクハラで訴えられ裁判で負けての退職と聞きました。私はそんな大人を見て嫌気がさすと同時に、自分は倫理的に汚れた生き方は絶対にしないと思いました。佐藤さんは今まで生きてきた中で汚物のような人間もたくさん見てきたと思います、その汚物を見て何を感じ何を学びましたか?

セクハラで訴えられる前に、そういった類の風俗で鬱憤をはらせばいいのになあ、と感じます。「自分は倫理的に汚れた生き方は絶対にしないと思いました」とありますが、それを他人に押し付けないように気をつけてくださいね。自分の中だけで守れば、それは素敵なことだと思いますが、他人に自分の理想を押し付けた瞬間に、それはコーマン、おっと失礼、傲慢になってしまいます。それから「汚物のような人間」といっても、その評価は人それぞれだと思います。ひょっとしたら、あなたから見たら私も汚物かもしれません。私も悪いことや卑怯なこと、表に出せないことを全くやっていないか、と問われれば、胸を張って「いいえ!」とは言えません。