ぶっちゃけK-1参戦当時の佐藤さんは好きではありませんでした。たいした知識もなく、ただ格闘技が好きだっただけの当時の僕はローキックや膝で相手をジワジワ追い詰める佐藤さんのファイトスタイルの奥深さがわからず、地味だな、つまらないな、という偏見を持っていました。ですが、今、自分も趣味程度ではありますが、ボクシングジムに通って汗を流しています。自分でやってみたら、佐藤さんの戦いかたが、いかに凄いことなのかがわかりました。確かに格闘技において、KOが華やかであることは間違いないと思います。ですが、KOには偶然もあるけど、完封しての判定勝ちは偶然では絶対に無理ですよね。今では本気で佐藤さんを尊敬しています。ファイターとしても、人間としても。一時は佐藤さんを嫌っていたこんな僕ですが、今後とも応援させてください。佐藤さんはが世界のトップに立つことと『1001のローキック』の続編が発売されることを今か今かと待っています。長々と失礼しました。

心理学か何かの本で学んだことがあります。最初から印象の良い人よりも、悪かった印象が後に好転した人の方が“恋愛に落ちやすい”と。逆に言えば、印象の良い人、優しい人への感情が恋に発展せず、友達のまま終わってしまうことの方が多いのもうなずけるような気がします。あなたの場合も、最初は私のことが嫌いで、私のことを少しずつ好きになってくれたということですよね。ありがとうございます。きっとあなたのようなタイプは、私のことを長く応援してくれることでしょう。選手生活だけではなく、私の人生そのものを応援していただけたら……。本当にありがとうございます。