格闘家は非情であるべきなんでしょうか? 例えば相手がグロッキーでも戦う意思があってセコンドもレフェリーも止めない場合、叩きのめすのが正しいんでしょうか? 例えば青木VS廣田戦のように叩きのめして長期欠場させるのが正しいのか、武田VSクラウスのように最低限の情けをかけるのが正しいのか、佐藤さんはどっちだと思いますか?? 僕は興行の事も考えると最低限の情けは必要と思うのですが…
本来はセコンドやレフリーが危険と見なした場合は、早めに止めるべきでしょう。ただし彼らも人間ですから、そのときの状況によって判断を誤る場合もあります。そんなとき追いつめている側の選手はどうするか? ということですよね。私は試合となれば「相手を叩きのめす」べきだと思います。お互い契約書に「試合に全力を尽くし、何があっても責任は問わない」と署名しているわけですから。興行の事を考えて試合を止めるのは、レフリーであったり、セコンドであったりするわけで、戦う本人はただ「相手を叩きのめす」つもりでリングに上がるべきじゃないでしょうか。選手である私はそう考えています。