自分の言動で誰かを怒らせてしまった際に『なんでそんなことで怒るの?』という人がいますが、怒るポイントは人によって違うし、虫の居所が悪いときは、いつもは気にしないようなことでも腹が立つこともあると思います。だから、やはり自分では悪気がなかったとしても相手に嫌な思いをさせてしまったら一言、軽くでも謝罪をするべきだと思います。とはいえ、あまりに理不尽な逆ギレには困ってしまいますが…。矛盾しているようですが、佐藤さんはどう思いますか? ちなみに僕は虫の居所が悪いときは些細なことでもイライラしてしまうので『今日の俺は機嫌が悪いから気をつけてオーラ』を出します。あんまり気づいてもらえませんが(笑)
まず最初に「『今日の俺は期限が悪いから気をつけてオーラ』を出します。」とありますが、オーラを出すのではなくて、それをそのまま口にしてほしいです。言わなければ何も伝わりません。以心伝心なんてのは嘘だと私は思います。もし上の立場にある人間がその言葉を使う場合、その多くは怠慢から来ています。親子や師弟関係でさえ以心伝心では通用しません。もしくは曲解されるだけです。「言わなければ何も伝わらない」。選手として、経営者として、ずっと活動を続けてきて、痛切に感じた思いです。そして冒頭の質問の答えですが、自分が悪いと思っていなくても、謝罪をした方がいい場合が多いですね。「頭は下げるためにある」というような謙虚な心持ちでいれば人間関係はスムーズにいきやすいです。ただし、ただしです。その場の機嫌によって、同じ会話に対する態度がコロコロ変わる人には、あまり近寄りたくありません。感情の波が激しく、それによって周りに気を使わせる人は、自分に甘い人です。もっと自らを律していただきたいものです。もしくは、最初に書いたように、始めからこちらに機嫌の悪い旨を伝えてもらいたいというのが私の正直な気持ちです。