弘法筆を択ばず

名人や達人と呼ばれる人は、道具や材料の善し悪しなどは問題にしない。
弘法大師は、筆の善し悪しなど問題にせず、どんな筆でも常に立派な文字を書いたという意から。
「弘法は筆を選ばず」ともいう。

孝は妻子に衰う

妻子を持つと、それに対する愛情が先になり、親に対する孝行の心が薄れるということ。
いつまでも親孝行を忘れないようにせよという教え。

神仏混淆

日本固有の神の信仰と、仏教信仰とを折衷して、融合調和させること。

郷に入りては郷に従う

他の土地へ行ったら、その土地の風俗や習慣に従って生活するのがよいということ。
また、ある集団に属したなら、その集団の規律に従うべきだということ。

巧遅は拙速に如かず

上手だが遅いというよりは、下手でも速いほうがよいということ。
巧遅=巧みではあるが遅い意。

孤丘の誡め

立身出世しても他人から恨まれないようにせよという戒め。

身中之虫

仏教の正しい教えが、内部の仏教信者によって損なわれること。
転じて、味方を裏切る者、味方の害になる者のたとえ。

水倒渠成

学問を十分にすれば、自然に道徳も身に備わるということ。
また、物事は時がくれば、自然と成就するということ。

後生畏るべし

若者は、将来大きな可能性を秘めているので、侮ってはならず、おそれ敬うべきだということ。
後生=あとから生まれた者。後輩。